パーソナルトレーナーに資格は必要?

パーソナルトレーナー /アドバイザーYurieです。 

 

今回は、皆さんからよくご質問がある
パーソナルトレーナーの資格について書きました。

 

パーソナルトレーナー は民間資格

   

パーソナルトレーナー のほとんどが資格を持っていると思いますが、パーソナルトレーナー の資格は民間資格です。国家資格ではないので、資格を持っていないからといって、法的に罰せられることはありません。

 

 もし、あなたがフィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムでパーソナルトレーナー として働きたいのであれば、ほとんどの場合は資格を持っていることが条件になります。

 

 ただ、ジムで働くといってもいろんなポジションがあるので、もしパーソナルトレーナー ではなく、アルバイトのジムスタッフ(フロントや清掃なども行う、パーソナルトレーニングがメインではない)であれば、資格を持っていなくてもいいという場合もあります。資格を持っていない大学生がアルバイトとしてこういうポジションからスタートするということも、よくあります。個人的にも現場を経験しながら資格の勉強をする、というのが一番吸収が早く実践に繋がると思っています。

 

ポイント:いい情報が得られる現場を見極めましょう

  

資格取得に必要な学歴

 

必要な学歴も資格によって様々です。2019年現在の日本では、高卒で取れるものか大卒で取れるものの二択ですが、海外では修士が必要な資格もあります。

  

主なパーソナルトレーナーの資格4選

① ACSM・健康運動指導士

 パーソナルトレーニング発祥の地、アメリカではACSM(American College of Sports Medicine)がフィットネスの資格の中でも中心的な立ち位置です。

 ACSMはパーソナルトレーナーの資格をはじめ、グループレッスンのインストラクターの資格、心臓病患者の術後リハビリの資格など、様々な資格を発行していますし、科学に基づいた運動のガイドラインを発行しています。「健康」や「ヘルスプロフェッショナル」のような分野が中心で、生理学に重きを置いています。

 
 日本ではJAFA 公益社団法人日本フィットネス協会という協会が資格のプロバイダだそうですが、日本で取得できるACSMの資格は1つしかないようで、日本では持っている人は意外と少ないです。

ACSM(英語)
https://www.acsm.org

 
JAFA 公益社団法人日本フィットネス協会
(日本におけるACSM認定プロバイダ)
https://www.jafanet.jp/license/acsm_hfs/

 ACSMの代わりに日本で普及しているのは、健康づくりのための運動指導の資格である健康運動指導士という資格。公益財団法人 健康・体力づくり事業財団というところが発行しています。

健康運動指導士
http://www.health-net.or.jp/shikaku/index.html

 

② NSCA

NSCA(National Strength and Conditioning Association、全米ストレングス&コンディショニング協会) が発行しているCPT(Certified Personal Trainer)という一般の人向けのパーソナルトレーニングの資格を持っているトレーナーが多いと思います。アメリカ発祥ですが、日本を含む5カ国(イタリア、韓国、スペイン、中国)に協会があることも有名です。

 
 
同じNSCAが発行しているCSCS(Certified Strength and Conditioning Coach)はアスリートのトレーニング指導をしている人の多くが習得していますし、アスリートのトレーニング指導の募集要件には、ほとんどの場合CSCSの取得と書かれています。 
 
NSCA Japan
https://www.nsca-japan.or.jp
 
NSCA(英語)
https://www.nsca.com

③ NASM


 NASM(National Academy of Sports Medicine)は日本では比較的最近知られるようになった資格ですが、実は2019年時点で30年続く協会です。

 理学療法士やATC(アメリカのアスレティックトレーナーの国家資格)保持者が立ち上げた団体。パーソナルトレーナーの資格とともに、こちらもアスリートのトレーニング指導者向けの資格、PES(Performance Enhancement Specialist)を取得する方も増えています。
https://www.nasm.org
 

日本語でも受験できます。
https://www.performbetter.jp/products/detail.php?product_id=318

④ JATI

 
 JATIは日本のトレーニング指導者が立ち上げた協会です。資格です。NSCAやNASMを含め、多くのトレーニング関連の団体は国外発祥のものが多いため、日本に合わせて、というのがJATIのスタンスです。

https://jati.jp/

 


   

資格はたくさん持っていた方がいいの?

 

 ここまで書いてきた通り、様々な協会がパーソナルトレーナーの資格を発行しています。運動科学を学んできたパーソナルトレーナーとして資格を一つ一つ見ると、大枠は変わらなくても、それぞれの資格に特徴があります。自分の方向性と資格の方向性があっているといいと思います。

 

 あとは、資格はたくさん持っていた方がアピールになる、と思う方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、トレーナー として引き出しはたくさん持っていた方がいいと思いますが、闇雲に資格を取ってしまうと大変なこともあります。

  

それは、継続単位の存在です。

 継続単位とは、トレーナーとして知識をアップデートするために資格を発行している団体・協会が定めている単位のこと。セミナーや課題、講師などをしてインプット・アウトプットを定期的に行って資格更新に必要な単位を取得しないと資格は剥奪されます。

 
 セミナーや課題をこなすことは、トレーナーとして働く上でもちろんプラスになることですし、お客様に直接技術を伝える立場として、知識のアップデートは絶対に必要です。


ただ、仕事が忙しくなればなるほど時間をとってセミナーに参加するのは難しくなります。セミナーばかりに時間を取られて肝心の仕事ができなかったら本末転倒です。

 
(私自身は子供が生まれて2年くらいはセミナーに1つも参加できませんでした。妊娠出産育児などの場合は、書類を提出したりする必要はあると思いますが、協会に相談すればある程度考慮してくれる可能性が高いです。私は単位提出の年末に、主人に子供を預けてカフェにこもって、なんとか課題をこなしました!)


 ちなみに、アメリカではウェビナーというオンラインでセミナーを受けられる環境が定着していますが、日本ではこれから普及していくもののようです。

  

まとめ

 資格はパーソナルトレーナーとして活動するにあたって、最低限知っていた方がいい知識がまとめられているものという意味では一つは持っていた方がいいというのが私の意見です。

 あとは、はじめにも書いた通り、トレーナーとして活動する方のほとんどがまずはどこかの施設に所属すると思うので、そういう場合には資格を問われることがほとんどなので、持っているといいと思います。

 

 ただ、無闇に資格ばかり取得してもパーソナルトレーナーとしてのスキルが上がるわけではありません。現場でしか得られないこともありますし、増やした知識をいかに現場やお客様に還元できるか。アウトプットのためのインプット、という意識を持ちましょう。


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